競争率の高さから抽選方式がとられている公営墓地

競争率の高さから抽選方式がとられている公営墓地



競争率の高さから抽選方式がとられている公営墓地ブログ:17/01/19


二年前の夏、わたしは、
近くに住んでいたスリランカ人の学生と
仲間になった。

学生と言ってもその人は、
30代半ばの家族持ちのお父さんで、
家内と1歳になったばかりの男の子、
そして70歳の自分のお父さんを連れて来日しており、
大学院生として学業に励んでいた。

その4人は薄汚く風通しの悪い
2DKのアパートにひしめき合って住んでいた。

人懐っこい彼らの招きに応じて訪問したが、
クーラーがない上に、
窓を開けてもほとんど風が通らないその部屋は、
2台の扇風機を回してもまるでサウナの様だった。

お昼間は暑すぎて集中できず、
彼は夜中に起きて論文を書いていた。

さらに、来日して間もない彼らにとって、
日本語が話せないということは
かなりの難題となった。

彼らの1歳の男の子はよく体調を崩した。
初めての子育てで不安が多い上に、
その男の子を病院に連れていっても
医者が何を言っているのか分からないと本当に困り果てていた。

何より、
母国スリランカの政情不安は
この家族の心配を煽った。

内戦下での公共機関を狙った相次ぐテロは、
祖国に残してきた家族や仲間の安全を脅かした。

わたしが彼らの家を訪問する度、
インターネットで明らかにされる
愛する母国の惨状を深刻な面持ちで見ていた。

自然豊かな美しい国が、
醜い人の死と共に荒れ果てていくのを見るのは、
彼らにとってどれほどの悲しみだっただろうか…

決して彼らを取り巻く環境は
良いものとは言えなかったけれど、
彼らは不幸には見えなかった。
それどころか、とても明るく生きていた。

最初は困っている外国人を助けようという
同情心から付き合い出したわたしは、
いつしかそんな気持ちがなくなっているのに気づいた。

今日は、ここまで。
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